New Orleans Heat / Albert King

　私の大好きな「Albert King」アメリカ合衆国ミシシッピ州インディアノーラ出身のブルース・ギタリスト、シンガー。
本名はアルバート・ネルソン。B.B.キング、フレディー・キングと並び、ブルース・ギタリストの3大キングと称される。

1923年4月25日　米国ミシシッピ州インディアノーラ生まれ
1992年12月21日（満69歳没）米国テネシー州メンフィスで心臓発作で亡くなる。

　彼のスタイルは、オーティス・ラッシュとＲ・クレーからエリック・クラプトンとスティービー・レイ・ボーン まで黒人と白人のブルース・プレーヤーに大きく影響。彼なしでは現代ギターは語れない。

　彼のギター糸は右利きのセットアップだが、左手でギターを演奏。したがって、ダウンとアップが普通のプレイヤーの逆になる。この奏法が彼のスタイルで独自のサウンドを生み出していると言われる。

　若くしてギターを独学で習得するも、1950年頃はドラマーとしてクラブやラジオ番組でプレイしている。その後、"Three O' Clock Blues"をヒットさせたB.B.キングの成功にあやかって、アルバート・キングという名前を名乗るようになり、1953年に初のレコーディング。セントルイスでは、彼のトレードマークになる「フライング V ギター　”ルーシー”」をプレイするようになる。そして、1961年の"Don't Throw Your Love On Me So Strong"は、R&Bチャート14位という大ヒットを記録。

　そして1966年、かの有名なスタックス・レコードと契約し、アルバートの黄金期が訪れる。スタックスではブッカー・T&ザ・MG'sがバックを付け、ファンキーでソウルフルな新たな境地と言うべきサウンドを切り開いた。初期からいきなり"Crosscut Saw" (1967)、"Born Under A Bad Sign" (同)（クリームのカヴァーでも有名）などが生まれ、複数の曲がヒットチャートに登場した。

　これらの曲を収録したスタックス1枚目のアルバム「Born Under A Bad Sign」を1968年にリリース。このアルバムは歴史的名盤との評価が高い。スタックスでの成功からアルバートはフィルモア・ウェストにも出演するようになった。1968年夏のフィルモアでの演奏はライブ盤「Live Wire/Blues Power」としてリリースされた。

　以後、1970年から1980年代は快調に数々のアルバムをリリース、所属レーベルの倒産など逆境をもろともせずに健在ぶりを見せ続けた。コンサートの模様がドキュメンタリー映画にもなるほどの人気を博す。1991年に最期のアルバムになる「Red House」をリリース。かなりロックっぽいサウンドになり大人気。しかし、1992年12月21日メンフィスの自宅で心臓発作のため死亡。数日前にロサンゼルスでのコンサートをこなしたばかりで急死だった。

You Tube 1981 - Born Under A Bad Sign
http://www.youtube.com/watch?v=BKY8KIt9kqc
iTunes プレビュー
http://itunes.apple.com/jp/album/albert-king-live/id151544888

Amy Winehouse

麻薬の過剰摂取でなくなったアーミー。亡くなってからこんなまじめに唄ってる唄が出てくるなんてびっくり。私ははじめて聴く曲ばかりで凄く新鮮な感じ。

　この人の人生は怒濤のようにすごい速さで駆け抜けていった。個性的で現実離れした人間性から出てくる魂のエネルギーが私は好きでならない。どの楽曲を聴いても魂があり生命を感じる。
　
　少々言い過ぎかもしれないが、この人の生き方は影で暗躍する帝王のごとく、淡々と人生を見据えて歩んできた。最高の人生を送れるストーリーは完成していたのに死というエンディングでそれをキャンセルしてしまった。
　まるで人生はどんなものなのか試してみたかのような亡くなりかたである。

　アーティストや芸術家は作られたストーリーの上を進む虚像家と自らの歩みがストーリーになっていく実像家とがあるが、アーミーは間違いなく後者の方である。

　私の音楽コレクションの戸棚の中でいつまでも一際輝いていてくれるアーティストであると思う。
心から御冥福を祈りたい…

予約販売　リリース予定日2011/12/07
http://itunes.apple.com/jp/preorder/lioness-hidden-treasures/id478936930